家の査定時のチェックポイント|査定に出す際の注意点も解説

家の査定の際に不動産業者はどこを見るのか解説

不動産を売却するときは、各不動産業者に査定を依頼します。その金額によって、売却を進めることになるため、査定は売買において非常に重要です。売り手としては、家の査定に関するチェックポイントを知り、より高い査定額が出せるようにしたいものです。

この記事では、そんな家の査定についてさまざまな角度から紹介していきます。家の査定で見られるポイントだけではなく、査定に必要な費用や注意ポイント、ネット査定のメリットとデメリットについても触れていきます。賢く売買を進められるように、ぜひこのページを活用してください。

家の査定に関するチェックポイント

不動産業者が査定時にチェックするところは、外観や日当たり、間取り、立地条件など様々あります。どこを見られるのか理解を深めることで、事前に対策することができるでしょう。

外観の劣化具合

建物の屋根、外壁の劣化具合は、どの業者でも必ずチェックされます。もちろん、劣化している場合、雨漏りや風に弱いなどのリスクがあるため、マイナス評価につながります。

住居を支える基礎の部分の劣化もチェックされ、家の耐久性も査定ポイントになります。外観ではありませんが、駐車場の広さなどもチェックポイントです。

風通しの良さや日当たり

風通しが悪い住居環境の場合、湿気がこもりやすく、洗濯物が乾かないなどのデメリットがあります。そのため、査定で高評価になることはありません。一方窓の数が多い場合などは、風通しが良くなるため、プラスの査定になる可能性があります。

また、日当たりの良さも査定時のチェックポイントです。日当たりは、窓の方角によって決まります。南向きであれば、査定額を引き上げることができるでしょう。周辺に高層ビルなどがなければ、日当たりはおのずと良くなります。

構造や間取り

家の構造には、木造、鉄骨、鉄筋コンクリートなどの種類がありますが、これらも査定に関係するものです。耐震構造も見られるポイント。また、住みやすい間取りになっているのかも、査定額に関わります。部屋の広さや数、家事のしやすさ、収納スペースなども評価対象です。

立地条件

駅やバス停に近い立地の場合、査定額は上がる傾向にあります。また、立地条件で言えば、買い物しやすい環境も評価ポイントです。郊外エリアと都市部では価格が異なり、育児しやすいエリアならば、人気が高まるため、査定額も引き上げられます。

資産形成

家の査定に掛かる費用

家を査定する際、費用はどれぐらいかかるのでしょうか。不動産業者による査定であれば、基本は無料です。不動産鑑定士というスペシャリストが担当する場合は、有料となります。査定の無料と有料で、どのような違いがあるのか見ていきましょう。

不動産業者へ頼む査定は基本無料

不動産業者に査定依頼する際、費用がかかることは基本的にはありません。昨今では、手軽に利用できるネットでの査定も増えており、複数の業者に査定依頼したとしても、無料です。昔の取引実績などを元に、査定額を算出するスタイルであり、売買が締結したときに支払う仲介手数料が業者の利益となります。

特徴としては、営業として行っていること、査定額が高めであること、しかしながら、実際に売りに出すときには査定時よりも価格が下落していることが挙げられます。ただしマイホームを売るのであれば、不動産業者に依頼する無料査定でも問題ありません。

不動産鑑定士に依頼する場合は有料

査定依頼が有料になるケースは、不動産鑑定士が担当するときです。不動産鑑定士は、査定や鑑定によって、収入を得ている仕事です。不動産鑑定評価基準をもとに、不動産の価値を評価します。国家資格者でもありますので、信頼度は抜群です。

遺産相続や、会社同士のやり取りの場合、不動産鑑定評価書が必要になるため、不動産鑑定士へ依頼することになります。プロフェッショナルによる適正価格が求められるケースであり、不動産鑑定評価書が証拠資料として役に立ちます。

査定額はやや低めの傾向にありますが、実際に売りに出すときの価格が、高くなることもあります。個人でマンションや戸建てを売却する際は、不動産鑑定士の有料査定は特に必要ありません。

家を査定に出す際の注意点

査定依頼するとき、いくつか注意事項があります。まずは、家の欠点を隠すことなく、素直に話すようにすることです。そして、査定額が実際に売れる価格ではないことを認識してください。業者が信頼できるのかもチェックが必要です。こうした家を査定に出す際の注意点をまとめていきます。

家の欠点は素直に話す

「雨漏りしてしまう」「近所トラブルが多い」など、不動産の欠点は、必ず伝えるようにしましょう。査定額をできるだけ引き上げるために、欠点を隠したとしても、あとでそれが発覚した際は、トラブルにつながる可能性が高いです。

査定されるポイントで気になるところがあれば、事前に修繕しておくことをおすすめします。そして、修繕したことも、業者にしっかりと伝えください。リフォームした際も、その証明書があれば、査定は円滑に進められます。

査定で家の中をチェックされることもあります。そのときは、部屋の中をしっかりとクリーニングして、臭いなどにも気を遣いましょう。部屋の中は、明るく、そして広く見せたほうが印象がアップしますので、不要な物は片付けるようにしてください。

査定額と販売価格は違う

業者が導き出した査定額は、実際に売りに出すときの価格とは異なります。基本的には、参考価格として認識しておきましょう。もちろん、査定額を無視して、相場よりも遥かに高い金額にしてしまうと、売却することは難しいです。

自分で価格を決めることになりますので、業者と相談しながら、どれぐらいの金額が妥当か判断して、売りに出しましょう。

信頼出来る業者か確認

査定を担当した業者に、査定額の根拠を聞いてみましょう。納得できるような回答がなければ、その業者ではなく、別に依頼したほうがよい可能性は高いです。また、似たような不動産の販売実績があるのかも、併せてヒアリングしてください。豊富な実績があれば、売却をスムーズに進められます。

不動産業者の担当者とは、頻繁にコミュニケーションすることになりますので、相談しやすい相手なのか、態度は悪くないのかも、チェックポイントです。信頼できる人でなければ、大きなお金が動く不動産売却を安心して任せることができません。

ネット査定のメリットとデメリット

昨今では、ネットで一括査定サイトを利用することが一般的です。ネット査定には、手間がかからず、査定額を比較できるメリットがあります。

一方、適正価格がわかりずらく、サイトと提携していない企業からの査定を受けることができないというデメリットもあります。このようなネット査定のメリットとデメリットについて深掘りしていきましょう。

メリット1 手間が掛からない

複数の業者に査定依頼する際、ひとつひとつの店舗を回ることは、非常に大変です。ネット査定を利用すれば、不動産などの必要情報を入力するだけで、各サイトに参加している企業へ査定依頼可能です。サービス内容にもよりますが、6社から10社までは査定できます。いずれにせよ、手間がかからないことは、大きなメリットです。

一括査定サイトに参加している企業数は、多ければ、1,700社以上もあります。大手ばかりで構成されているサイトもあり、安心して利用することが可能です。入力フォーマットも、使いやすいように設計されています。

メリット2 様々な業者の意見が聞ける

ひとつの業者だけの査定額であれば、それが適正価格なのか、判断することは難しいです。もちろん、自身でも相場を調査することはできますが、できるだけ手間は省きたいもの。ネット査定であれば、一度に複数業者の査定額を聞くことが可能であり、大変参考になります。

担当者とは、事前にコミュニケーションすることはできますが、自分との相性もチェック可能です。どの業者を選ぶべきなのか、査定額や業者の対応などを考慮して、判断しましょう。たくさんの業者に意見を聞くことで、高値での売却が実現可能です。

デメリット1 正しい査定額を判断しにくい

さまざまな業者からたくさんの査定額を提示されることは、比較できるメリットがある一方、どの金額を信用してよいのかわからないというデメリットな面もあります。査定額の高さを基準に選定するケースがありますが、それは危険です。わざと高値にして、契約を結ばせようとする業者もいるからです。

査定依頼する業者は、1社では少なすぎます。一括査定サイトごとの特徴をつかんでいくつか選び、各サイト2~3社から査定を受けるのがおすすめです。電話が頻繁にかかってきてしまうデメリットもありますので、メール連絡希望の旨を、入力フォームなどに書き添えておきましょう。

デメリット2 地域特化型の不動産会社が見付けにくい

大変便利なネット査定ですが、そのサイトに提携していなければ、査定を受けることができません。大手企業であれば参加している確率は高いですが、地域密着型の中小企業は、そもそも参加していないことがあります。

もし信用できる業者を知っているのであれば、ネット査定を利用することなく、その会社に査定を頼んでみるのも手です。不動産によっては、地域密着型の中小企業のほうが特定エリアにおいて販売力に優れていることもあり、売買をスムーズに進められます。

業者選びにおいてもっとも重要なのは、信用できるのか否かです。査定額の高さや企業の知名度に惑わされず、信用度で選ぶようにしましょう。

査定前に評価ポイントをチェックして高く売却しよう

業者による家の査定チェックポイントは、外観の劣化具合、日当たり、構造、立地などが挙げられます。できるだけ査定額を引き上げるためには、修繕可能なところは、事前に修繕しておくことです

査定依頼する際の注意ポイントは、家の欠点は素直に話すこと、査定額と販売価格は違うこと、信頼できる業者かチェックすることです。高値で売却するために、信用できる会社を選ぶようにしましょう。

ネット査定には、メリットとデメリットがあり、手軽に利用でき、査定額を比較できることはメリットですが、査定額が多すぎると混乱し、査定を受けられない業者があることはデメリットです。査定は不動産売買において非常に重要なものですので、正しい知識を身に付けておきましょう。